ARROWZを修理に出した話 – 総括

頭も覚めてきたのでいろいろまとめ。

最低限販売できるライン

今回の発熱によるAUとのやりとりではっきりとした基準が示されたのが、「42度ライン」という 実際に手が端末に触れる部分の温度があるという事。
42度以上だと、過去の判例からNG判断が下されるらしく、PL法絡みの温度基準で(Arrows独自というわけではなくAU共通の検査基準)
検査でそれを超えると そもそも販売が出来ないらしいです。

実際、発売されたArrowsも『なんとか発売の体裁を保っていられる』基準値 -2度を端末の基準値の誤差範囲内に収まるようになっていうらしく
私の検査結果だと、
人体接触でのNGラインまで 3G回線で0.1 ゲーム利用時に 0.5 わずかに下回り
端末内の温度で
3G回線時   48.1度(基準値が46.3度) 誤差+1.8
ゲーム時    48.3度(基準値が46.4度)  誤差+1.9
という、狙ったかのような(実際狙ってるんだろうけど)誤差±2の結果になるみたいです。

この『売るための基準を満たすためになんとかしました』感がにじみ出てくるような結果は 現場の方々が「なんとか発売できるもの」を
【全部入り】を実現するために、抑えに押さえ込んでなんとかした結果なのかなぁと思いました。
だからこそ、発売日 端末の中には「熱くなるけど仕様です」のチラシが入るという他の端末にはない異例措置が取られたんでしょう。

なにはともあれ、基準検査をきちんとクリアして 『販売OK!』となったのでしょうが、そもそもにしてなにもしていないデフォでかろうじて通る
ものを、ユーザーはどうやって使えばいいんだよ(笑)
というのが私の感想ですけどね。

責任の所在

そんな、デフォルトでギリギリなアローズ。アプリを入れたら基準など軽く突破し
もちろんギリギリに仕様を抑えこんでるのだから動作も安定しません。ちょっとつつけば再起動多発は
ユーザーの多くが経験してることだとおもいます。
というので、不具合が起きるのはわかりきってますが もちろんマニュアルには以下の文が書かれています。

アプリケーションのインストールは安全であることを確認の上、自己責任において実施してください。
アプリケーションによっては、ウイルスへの感染や 各種データの破壊、お客様の位置情報や利用履歴
携帯電話内の保存されている個人情報などがインターネットを通じて外部に送信されるかのうせいがあります。

万が一、お客様がインストールをおこなったアプリケーションなどにより動作不良が生じた場合、当社では責任を負いかねます。
保証期間内であっても、有償修理となる場合もありますので、予めご了承ください。

お客様がインストールを行ったアプリケーションなどによりお客様ご自身または第三者への不利益が生じた場合
当社では責任を負いかねます。

アプリケーションによっては、インターネットに接続し、自動で通信を行うものがあります。
パケット通信料金が高額になる場合がありますのでご注意ください。
アプリケーションによっては、microSDカードにインストールされる場合と、内蔵ストレージにインストールされる場合があります。
ということなので、基本的に 自己責任であり サポート外。
というわけですね。
まぁ、実際この文面を入れておかないと悪意あるアプリに対する対応をすべてやらなきゃいけなくなるし仕方がないです。
ないです…が、

スマホを触ったことがないひと向けページにこんなページがありました。
http://www.au.kddi.com/pr/firstsp/basic_03.html
はっきりと、「40万以上のアプリが使える」「自由に」「快適に」と謳っています。
宣伝するけど、自己責任 ちょっとでもやれば基準外というのはさすがにいかがなものかと思います。

このへんAppleがすごいと思うのが 端末を作るのと OSを作るのと 販売するところ すべてをAppleがきちんと品質を管理しているので
上に書いたようなギリギリ査定で滑り込んだけど実際に使うと不具合でまくってクソ端末と言われるような致命的不具合を起こさない事です。
それがAndroidだと、
端末メーカー   0.1度差でも納めてしまえば勝ち サポートしないでOK
AU        端末を売るだけ、回線を提供するだけ メーカー保証以上はやらない アプリはサポートしない
アプリ販売    場所を提供してるだけだから なにしても自己責任
という、見事に責任押し付け合いのたらい回しの土台が出来上がってるわけです。
それのとばっちりを受けるのはユーザーなわけで、じゃあどうすりゃいいんだよ!!!! と、思ってしまいます。

つまりは、アローズの製作者的には、

1 プリインストールのアプリのみ使用
2 AU公式のマーケットアプリのみを使用
3 充電しながらの携帯端末は使用禁止
4 アプリをインストールした瞬間 AU 端末メーカー アプリ販売 すべてからサポートが受けられなくなるのでアプリ入れてはいけない
5 3G回線を使いながらのゲーム・CPUを使う処理は危険なので禁止
6 裏で動くものも メインで使うものの動作が阻害される恐れと 温度が上昇するおそれがあるので禁止 7 大きな容量のファイルダウンロードは禁止 

というのが、公式の使い方ということになってしまいますが…(´・ω・`)

余談
発熱による軽度の低温やけどで騒ぎが大きくなったせいですっかり忘れられた感があるけど
修理から帰ってきたばかりのあろたんを設定しようとした瞬間再起動とか 電話かけようとした瞬間にアプリ死亡で電話不可->再起動とか
電話を切ったら即再起動とか 電話としての体をなしてねーよ! という私の主張はAU側の報告からは綺麗サッパリわすれられてるので
熱問題とあわせてそっちのほうも思い出して下さい。

というわけで、AU側と直交渉はこれ異常やっても無駄な気がするので、消費者センターに問い合わせてそちらからの返答待ちです。
あわせて、前回の精密検査結果への詳細ツッコミの返答待ち。

あー・・・ここまでやってると、絶対AU側からはクレーマー認定されてるんだろうなぁ(‘A`)ヤダヤダ

ARROWZを修理に出した話 – 総括」への1件のフィードバック

  1. Androidスマートフォンのテスト業務経験者です。

    発熱問題は最近の端末ではCPUコア数やクロック数が増えた関係上、「熱い」だけではある程度ゴメンナサイなんです。
    ですが、端末が動作不安定とかリセットした、メールの送受信や電話が使えないという問題に発展すると「SAランクのバグ」として扱われるため、すぐにAUに電話でクレームを入れれば、「仕様という魔法の言葉」で門前払いはされないと思います。(1回だけしか発生しなくても、市場での再起動や発話不可は重大問題として扱われます)

    ただ、充電しながらの使用はバッテリー側から発熱しますので、なるべく控えたほうがいいと思います。うちのIDEOSですら熱くなりますから。

    ちなみに、厳密には端末の問題はAUではなくメーカー(富士通)の問題のなので、反応が鈍いようなら富士通のお客様窓口に問い合わせをして、改めてAUにクレーム、という形がいいかもしれません。

    でも、一番の責任者はテスターですね、すみません。

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