Maya Python 完全リファレンス レビュー

8月まつMayaPython完全リファレンスを、CEDEC先行発売でゲットしたので、ざっくり感想をば。
これから買おうかと考えてる人の参考になれば。

構成

全12章構成で、ざっくりと分けると 1~4章 がPythonの基本 maya.cmds の基本、5~9章がクラスのこと、オブジェクト思考のこと、10~12章がAPI(OpenMaya)です。

Pymelについては、数ページ触れる程度(こんなもんもあるよぐらい)で、詳しい使い方などはありません。

全体的に、【あるていどMelを知っている+プログラミングの基本的な用語を理解している】前提で書かれているため、スクリプト初心者、これから新たにスクリプトを勉強しようという人にはやや難易度が高いかなぁという感じがします。
特に5章以降は難易度が跳ね上がるので、オブジェクト思考や、Pythonそのものの基礎知識がないと間違いなく挫折します。たぶん。

本のターゲット

本のターゲットは大きく分けて2つ

1 Melをある程度書けるようになり、これからPythonに移行しようとしている人のPython入門書
2 Pythonである程度書ける人がおさらい・見直し用

一応私はPython・Pymel両方かけますが、クラスの設計やOpenMayaあたりはまだよくワカンネ
一応必要な処理は組めて、とりあえず動かすのはできる ぐらいなので
基本のおさらいとクラス~OpenMayaまわりのプラグインの内容を知るのにはちょうど良い内容でした。

Melを書ける場合でも注意が必要

melをある程度書ける場合でも、おそらくこの本単体でPythonを勉強するのは難しいと思います。
なぜなら、ある程度Pythonの仕様について説明はしているものの【大体こんなかんじ】としか書かれていないから。

例えば変数周り。
変数は単にデータを指す名前に過ぎません。すべてのデータはオブジェクトであり、各オブジェクトは識別値、型、値を持ちます。
なるほどわからん。
すべてのデータはオブジェクト?それって何が違うの?とか。
主要な型のメソッドについても触れられていないので、まずここで躓く気がします。

その辺は、Pythonの入門書や専門の本が出ているので、合わせて読むのをオススメします。
私のオススメは、
みんなのPython(入門書)
パーフェクトPython(中級者~上級者向け)
の2つ。(パーフェクトPythonはやや難しいです)
Pythonの専門書である程度基本を頭に入れた上でここの本を読めばだいぶつかめるのでは…

総括

MayaPythonの日本語の本は過去なかっただけに、これからPythonやろうかなーという人にはもってこい・・・!に見えるんですが、入門書にしてはちょっと難易度が高く、説明はしょり杉な感じ。
本のタイトルにある通り、あくまでも リファレンス であり、入門書ではない という感じでしょうか。
これからスクリプト覚えたい場合は、
・Mel教科書(私はあんまり好きじゃないですが)
・萌えるmel読本でMelを触る
今は無きCompleteMayaProgrammingでMayaの基礎構造+Melを学ぶ

その後、みんなのPythonなどでPythonの文法を学び、HelpとにらめっこしつつPythonで書き直す
という手段をとるのが無難(というか、そうじゃないとかなりきつい)だと思います。

逆に、私のように クラスやらOpenMayaに手をだそうとしてる人が見るのには、
非常に有効な本だと思います。

そういえば、9月末あたりにMayaのリグ本なるものが発売されるようですね。
最近はあんまりやってないのですが、一応リガーも兼ねてる私としてはちょっと気になるところです。
せっかくだから、本の内容全部スクリプト化でもするかね?とかチラッと考えもしたのですが
果たしてそんなことしてる時間があるのかどうか甚だ疑問です。

Pythonリファレンスしかり、Rig本しかり、最近のボーンデジタルさんは英語のMaya本をいろいろ日本語翻訳して発売しているので
個人的には 今は無きCompleteMayaProgramming と、日本語版未発売のⅡの発売をぜひともお願いしたいです。期待してます|д゚)チラッ

gdgd感想ですが、個人的には良い買い物したと思います。ただし、入門で買おうとする人にはオススメしません。確実にホコリかぶります。以上!!

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