攻殻機動隊ARISE先行上映の感想

チケット予約できたので見に行って来ました。
ストーリーの詳しい話などはなしに、作画やらの映像的な面と音楽やら声優やらの感想などダラダラと書いてみようかと思います。

総評

悪くはない。

・・・(´・ω・)
すいません、非常にコメントにというか感想に困ったのですが、正直なところ 悪くはない としか言えない感じです。
ただ、攻殻機動隊は劇場2作品・TVシリーズともにアニメ史上に残る超絶クオリティの映像美と音楽を提供していたので、見る側も私を含め【攻殻機動隊を冠するのだから、過去作品に劣らない 見るものを驚かす映像】であると期待している部分があると思います。
上映のトークコーナーで、石川社長(たしか)が

1作目は、西尾さん・沖浦さん・きせさんのIGを25年支えていたスタッフががんばって良い物にしてくれた。2作目は、それより良い物にしないといけないから大変だ

的なことを言っていたのですが、これはARISEのシリーズに対してのみ言えることではなく
攻殻機動隊 という作品に対しても言えることなんですよね。
前作品のSSSで2006年、7年ぶりの映像化でただでさせ高いハードルがとんでもないことになってるのが スタッフ大変だなぁ(´・ω・) と思ってしまいます。

とはいえ、新しく刷新する という意味で世界観にしろスタッフの入れ替えにしろ やろうとしていたことは非常に伝わってきました。
惜しむべきは、それに映像クオリティが(劇場作品を基準に見て)足りなかったことだけだと思います。
それでも、決して悪いわけではないんですが…

声優の変更

はじめはどうかなぁと思ったけど、思ったほど気にはなりませんでした。
というより、素子に関しては田中敦子さんが演じてたらものすごい違和感があったと思います。
GISでコドモトコを演じていたということもあり、坂本真綾の声に違和感はなく、時折見せる 厳しさというか強い声というか、田中敦子さん演じるストイックな素子が幼くなったらこんな感じ という演技が所々あってなかなか良かったと思います。
課長も、SAC版ではなく原作の劇場版課長にわりと近い感じで気にならないです。
パズはSACではあまり言葉を発することがそもそも少なかったので気にならないです。
が・・・
バトーさんとトグサくんは、元々が大塚明夫と山寺宏一という有名声優なので、結構気になりました。

声に関して、一番びっくりしたのが、ロジコマが沢城みゆきだったということ。
ロジコマかわいいよロジコマ

脚本について

冲方丁さんが攻殻機動隊を書くとこうなるなぁ という感じでした。
もともと冲方丁のファンなので個人的には非常に満足、というか過去作品の中では一番好きな構成かもしれません。
他の作品とは違い 冲方丁 らしさが全面に出ているわけではなく、印象としては
いろんな人が作ってきた攻殻機動隊という作品を冲方丁さんがまとめて再編したというかんじで、
あくまでも 攻殻機動隊らしさ をきちんと押さえているのが印象的でした。

コドモトコの未熟な感じ(いわくメスゴリラになる前の素子)危うさ、可愛らしさ、子供らしさが良い感じに出ていて うーん、さすが。 と思いました。
ここから、どうやってメスゴリラになるのか非常に気になります。
そんなかんじで、脚本やらは非常に出来が良いと思います。
せっかくだから、冲方丁さんにノベライズで本出して貰いたいけど…無理かなと思いつつ期待しています。

音楽について

音楽は、作品に馴染んでる 溶け込んでいる、自然な感じだと思います。
正直、あまり意識していなかったのですが、記憶にない というのとはまた違って
(良い意味で)意識させない作品の一部として存在している音 という感じです。

が・・・

劇場版の川井憲次さんにしても、TV版の菅野よう子さんも、サントラだけで世界観が作れるLVだったので、それに比べると普通かなぁ…と思ってしまいます。
決して悪くはないんですが…

映像について

全体的に、作画監督である西尾さんの雰囲気が全面に出ていてあぁ、西尾さんだなぁ 動きとか顔とかはそういう感じでした。
ヌルヌル系というより、キーフレームをしっかり抑えたメリハリのある動き。
そして、最後のバトルでの誰が見ても沖浦さんが担当したとわかる、素子には笑いました。

とはいえ・・・
長編作品である劇場版2作やSSSと比較すると、正直粗さと不安定さが目立つ感じがしました。
冒頭の墓場でのアクション・シーンや、最後のアクションの巧さはさすがだなぁと思うのですが
それ以外はまぁ普通、先頭シーン以外含めて異次元すぎるイノセンス・GISとか、全面に渡って丁寧に作られているSSSとくらべてしまと・・・悪くない と、ここでもこういう表現になってしまいます。
ううむ、もったいない。

映像周りであと1つ、背景とセル・3D素材部分とが浮いててどうも同じ世界にいるように見えないのがとても気になりました(輪郭線が全般的に太めだというのを入れても)
イノセンスは、恐ろしいほどキャラクターと背景が馴染んでいて 背景で描かれた空間にキャラクターがいた のですが、どうも絵の上にセルがのっている という感じがしてしまいます。

そんなかんじで…

うーん、なんだろう。
やっぱり 攻殻機動隊 =映像の最先端をゆく というイメージというか、実績がありすぎるせいでどうしても良いことが書けない自分がいます。
ほんと、悪いわけじゃないんですが…
7年ぶりの新作、OVAで期待が高い分、やっぱり要求されている内容もそうとうなもんだと思います。
(正確には、私が期待していた とも言う)

そういう意味で、ARISEの評価はおそらく二分される、
とくに劇場版のファンの人は映像については相当きつい評価になるんじゃなかろうかと思います。

とはいえ、世界観や雰囲気 新しい攻殻機動隊を作る というコンセプトや意図は伝わってくるし、
導入編としてはなかなかwkwkさせてくれる展開だったと思います。

女性ファンを獲得したい!!といっていたのですが、自分を女性とカウントしていいのかわからんので実際の所受けるのかわからない…

そんな感じで、1作目に関しては 普通にオススメできる良作 というのが現状の私の評価です。
悪くはない!んです。

全4作なので、すべて見終わるまではちゃんとした評価は言い難いですが…話がすすむにつれてに盛り上がっていくと良いなぁ

2作目はアクション、3作めはびっくり!!らしいので、目玉がとびでるようなカットを見せて欲しいです。
次回に期待!

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